フランスの貴族の出でありながらその身分を捨てイギリスに亡命したチャールズ・ダーニー、そのダーニーにかけられたスパイ容疑を晴らすのに一役買ったシドニー・カートン、2人はダーニーの裁判で証言したルーシー・マネットに恋をするが、自分の素行の悪さをわきまえているカートンは身を引き、ルーシーはダーニーと結ばれる。折しもダーニーの祖国フランスでは革命の嵐が巻き起こり、かつての因縁が幸せな結婚生活を送っていたダーニー達を巻き込んで行く…。
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ディケンズ後期の作品です。立花 隆の読書遍歴はこの本を読んで感動したのがキッカケとか。
フランス革命を舞台に、一人の女性を巡る二人の男の愛と友情がドラマティックに語られていてなかなか感動的なのはいいのですが、いかんせん文体が古いのと（これは訳のせいもあるかもしれない）まわりくどい台詞回しがちょっと話の流れを阻害してる気がするのが残念。もっとも100年以上前の作品なのだからその辺に目をつぶれば十分楽しめる作品です。
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